留学パニック
うららかな秋晴れの今日、日増しに秋も深まるようになりました。皆さんいかがお過ごしのことでしょうか。
驚きの辞任
この秋もいろいろなことがありますね。福田はうまいタイミングで辞めました。政権放棄と騒がれながら、あのタイミングは絶妙ですね。自民・公明も慌てましたが、民主にも打撃と言うか恐怖を与えましたよ。現実、民主は打開策がなく「解散」だけを政治手段として主張しています。民主は最大のチャンスに何もすることができませんね。あららです。
こんな政局のさなか、サブプライム問題です。世の中どうなっちゃうんでしょうか? まあ、当BRAIN はあんまり景気の動向は関係なく、いつだって赤字だもんね~。今月は赤字額を確定するための(?)決算でした。そんなわけでBTIの発行も遅れてしまい申し訳ありませんでした。
留学パニック
さて、さらにこの秋の話題は「留学パニック」です。どうも、「留学」や「英会話」っていうのは胡散臭くてイヤなんです。「塾」もそうですけど…。金儲けの構図が透けて見えるんです(BRAIN は違います)。だいたい、いつまで「留学」の必要があるんですか?
学問に関して、日本はだいぶ進んでいます。外国にわざわざ大学生ごときが、まして高校生などが「留学」してまで学ぶものなんかまだあるんですか? 理系の研究者にはまだまだ必要ですが…。語学留学とかいっても、実生活での broken English を学びに行ってもしょうがないでしょう。
国費留学ならわかりますが、自費留学はよっぽど考えなきゃなりません。相当リスクは大きいですよ。それを「留学斡旋業者」に任せちゃ危ないんです。「留学」なんて考えは捨てて、「外国への体験旅行」くらいの気持ちで行くほうがいいですね。「留学」したことがないのに海外で働いてる人は山ほどいます。「留学」=「キャリアアップ」という考えはもう「古い」と思います。
英会話
私なんか、高校でドイツ語を学び、大学受験は英語じゃなくてドイツ語で受験しました。それにもかかわらず、当時の西ドイツ、フランクフルトの空港でドイツ語なんか一言も出できませんでした。片言の英語しか口から出ませんでした。大学をドイツ語で受験までしたのにですよ…(しつこい)。
しばらくはドイツ語などまったくわけもわからず「笑顔の対応」だけでした。やっと2ヶ月くらいで話せるようになったんです。英会話教室なんかもそんなもんじゃないですか? 通ったって、実際、海外に行って生活で揉まれて、やっとまともに話せるなんて感じじゃないでしょうか。
じゃあ留学どうしよう
「留学」はしっかり考えてリスクをできるだけ少なくしていかなきゃいけません。日本にいるうちに外人さんと多くお友達になったり、海外に行っていた日本人の友人を作るとか。あと忘れてはいけないのは、現地の日本の大使館や領事館です。本当に強力な味方になります。そういう人との関係を強化しておくと、海外生活もかなり変わってきます。
それと、絶対必要なのは「健康」です。外国で一人病気はきついです。これ、死ぬほどきついです。入院したら、日本の看護婦さんみたいな優しい看護婦さんなんて滅多にいません。日本の看護婦さんは世界で間違いなく一番です。これは本当ですよ。とにかく、守りを固めておきましょう。
「あーあ」の巨人
守りといえば、プロ野球セリーグクライマックスシリーズ第二ステージ第1戦の巨人vs中日ですよ。8回裏3対3の同点で巨人の攻撃。1アウト満塁。ここで原監督は代打の高橋由を送ります。この瞬間巨人の負けは決まりです。何でかって? 原監督は高橋に多分「思い切って行け」と言ったでしょう。いや、必ずそう言います。
もし野村監督ならどういったと思いますか? 野村なら必ず「犠牲フライを打て」ですよ。高橋は今シーズン不調で、汚名を返上することを心に誓って打席に入ったはずです。野村監督なら頭に血の上った高橋は代打に使いません。確実に犠牲フライを打てる男を代打に送ったはずです。そうすれば逆転の1点が入ります。
頭を使え
今年の巨人は犠牲フライをまともに打たせてないんです。監督が「あわよくば2点取れる」と思った段階で負けは決まりました。野村監督なら、確実に犠牲フライで1点取っておいてから、2アウト1・2塁で、高橋を使い「思い切って行こう」ですよ。高橋が凡退しても4対3なので抑えの切り札クルーンを使えば勝つ可能性は90%はあったはずです。うまくいけば高橋がヒットでもう1点取っていたかもしれません。まあ、結果は、予想通りの最悪の併殺打でした。
だから原は嫌いなんです。作戦がないんです。打者に任せるだけで頭使っていないんです!!! 「ジァイアンツ愛」なんて欠片もありません。本当の「ジャイアンツ愛」は広岡が一番持っていますよ。
団体競技の極意
柔道の団体戦に勝つための極意を知っていますか? 5人のメンバーのうち一人は絶対負けないやつを作っておくことなんです。こいつはまったく勝つ必要はないんです。絶対負けないことだけが必要なんです。こいつを大将、つまり5人の一番最後に持っていくんです。そうすれば、5人終わった段階で両チーム引き分けですから、同点のときに行う代表戦で強いやつを持ってくればチームが勝つ確率が上がるんです。
団体競技は、「勝つ」ではなく「勝つ確率を上げる」ことがもっとも必要なんです。団体競技は、頭脳の勝負なわけですよ。
守りを固く
受験もまったく同様です。3科目あったら、全部できる必要はない!! ポイントは、駄目な科目で平均点を死守することなんです。不得手な科目をできるようにしようなんて思っちゃいけないんです。「この科目は平均点さえ取ればいい」こういった考えが精神的余裕にもつながっていきます。あとは得意科目をとことん勉強し、ポイントゲッターにすることです。
得意科目は色気を出して上を狙う、不得意科目は色気を出しちゃいけない、守りを固めることに集中するんです!!! 人間守りを緩めちゃいけません。それが失敗の元なんです。
留学詐欺に遭った人、ちょっとそこらへんはいかがでしたか? 原監督、あなたはいかが? そして受験生諸君、あなたたちはいかがかな?
BRAIN TRUST INFORMATION No.93