募金のお話
秋深まる…と書くはずだったのにこの暑さ寒さは一体何なんでしょう。まだ冷房をつけている、かと思えばストーブでも出そうかというときもある今日この頃、皆様いかがお過ごしのことでしょう。急激な気温の変化に体が驚き、風邪をひく生徒の多いこと、体調には気をつけましょう。
臓器移植推進月間
さて、10月は厚生労働省のすすめている「臓器移植推進月間」だったことをご存知の方はいらっしゃいますか。私はまったく知りませんでした。そんな月間があったら、もっと世間に公表してキャンペーンしてよ、と思うのですが…。それについて、三鷹周辺にとっては喜ばしいことが一つ、時事通信の記事から
「原因不明の『特発性拘束型心筋症』と診断され、米国での心臓移植手術を希望している東京都三鷹市の上田さくらちゃん(4)について、支援団体は23日、手術に必要な募金目標額の1億3600万円を達成したと発表した。募金活動は終了し、さくらちゃんは年内に渡米する。
募金をめぐってはさくらちゃんの両親がNHK職員だったこともあり、インターネット上で「身銭を切っていない」などとする中傷が相次ぎ、ネット社会の問題点が浮き彫りとなっていた。支援団体は目標額のうち、3000万円は両親の自己負担であることを公表している。」
さくらちゃん、よかったね~(^-^)、ところが…
本当によかったですね。募金も集まり、これでアメリカで移植手術が受けられることになりました。希望の光が見えたといっていいでしょう。ただ、いろいろ問題も起こり、素直には喜べないことも多かったようです。
ネット上ではさくらちゃんの両親に対する非難や、さくらちゃんを支援している海外移植斡旋団体のトリオジャパンの不正疑惑…。その上、さくらちゃん以外の過去の移植募金に対する批判も掘り返されていく…。激しい非難の声がネット上を駆け巡っています。
募金の行方は…
個人的に私は募金は好きではありません。何に使われているかはっきりしないからです。前記の「トリオジャパン」は、何件もの海外臓器移植を斡旋していますが、明朗な会計をしないことがあることも知られています。
さくらちゃんの前の「まなちゃん」募金でも、「拡張型心筋症」と宣告されたまなちゃんは、同じトリオジャパンの斡旋で募金活動を始めました。募金予定額はさくらちゃんと同じ1億3600万円です。手術を受けるアメリカの病院も同じです。因みに手術がうまくいくと手術費用は平均2500万円ですから、二人とも移植医療費・医療予備費の合計1億2600万円から約1億円が戻ってくるんです。
まなちゃんは、アメリカへは行ったものの結局、移植手術を受ける必要はなく、ただの血管バイパス手術で済みました(事実です)。募金の余ったお金が2億円、その2億円も今は行方不明になっているという話や、救う会が保管しているやらいろいろ不明なところや憶測が飛び交っています。
なぜ海外で移植の必要があるのか
平成9年に「臓器移植法」が国会を通り、今まで数少なかった日本の臓器移植手術も、多く行われるようになってきました。しかし、心臓移植に関しては、移植法施行以来9年たった平成18年4月1日現在、まだ33件しか行われていません。理由は「法の欠陥」です。
移植が必要な心臓病の大部分は先天性の異常です。幼児のうちに心臓を取り替えないと、長生きできず小学校に上がる前に死亡することが多いわけです。ところが日本の「臓器移植法」はドナーが15歳以上の本人・家族の同意を得た脳死患者になっています。
したがって幼児に合う心臓は一つもない、というわけです。重篤な心臓病患者は、幼時のうちに死ぬか、海外での移植をするかの二者択一を迫られることになります。法の見直しをしなければ、これからも心臓病患者は小学校に上がることもできずに死んでいくでしょう。
難病患者の悲しさ
今の日本、難病患者はごまんといます。子供の難病はさらに悲しい…。うちの息子もそうですが…。いつ死ぬかわからない自分の子供。朝起きると、となりで死んでいる自分の子供…。こんな悲劇だっていくらでもあります。将来までにわたる莫大な医療費、自分が死んだらこの子は…。
妊娠中に胎児に異常があることがわかり、出産直後に手術しなければすぐに死んでしまう。手術したところで、将来のことを考えると、この子が一人で生きていくことは出来ない。このまま死んだほうがこの子にとって幸せなのでは…。こんな究極の悲しい選択を迫られる親は数多くいます。募金で救われるのはごく一部の幸運な子供です。これはある意味「差別」です。
なぜ募金までしなければいけないのか? なぜ募金がうまくいった子に対する嫉妬心を持たなければいけないのか? なぜ究極の選択をしなければいけないのか?
最大の募金(?)詐欺は
税金じゃないですか。奈良市職員は5年間で8日しか働いていないのに給与が出る。こいつは自分の車(外国製高級スポーツカー)を市道で傷つけて、その補償も市は払うらしいですよ、アホ奈良市。こんな税金の使い方をする役所ほど「詐欺市」です。血を吐くまで働いて、それを税金として奪い、アホ野郎の車に税金を使う。これが「詐欺」と言わずして何なんだ!! どこが「美しい国」だ、安倍君?
こんな奴がいる一方、心臓病の幼児一人に募金までさせ、疑惑まで持たれ、非難までされて…。これが「美しい国」なのか!! 結局、行政はアホなことしかやっていない。「ゆとり教育」と称して子供たちの脳を崩壊させた張本人、出て来い!!!
確かに、今の小中学生は、勉強をうまく乗り切れるかわかりません。その後の将来は悲観的にならざるを得ません。昔、流行った「一億総白痴」は現実になりつつあります。いじめ問題、学級崩壊、校内暴力、不登校…。学校をめぐる環境は最悪です。
しかも教育改革といって使い物にならない教育委員の面々との会合ですか…。「生の教育現場の声を聴け」、「化石のような頭でっかちのジジイと話しても時間の無駄」だとか、まだわかんないのかね~。
クソ奈良市職員や理論しかない教育ジジイや談合ジジイ、収賄オヤジ、そして、こいつらを野放しにして政権の座に座ってるアホ政治家たち。こんな奴らが堂々と大手を振って歩けるのが「美しい国日本」だったんですね(汚い言葉ですいません)。
結論
自分は自分で守らないといけません。危機意識を持ってください。これから受験が近づきます。本当に受験生の彼らを守るのは、彼ら自身しかないんです。いくら勉強しても点数が上がらないと意味がないんです。合格のため必死で努力してください。BRAIN は気合を入れて、得点力アップを進めていきます。
だから、生徒たちよ!! とことん気合を入れるんだ!!
BRAIN TRUST INFORMATION No.71