大学改革案 No.1

木枯らし吹きすさぶ中、恒例の(今年で最後でしょうか)しし座の流星を眺める頃となりました。皆様いかがお過ごしのことでしょう。受験生にとっては、とても困ることではありますが、あと、10日もすれば12月です。その後、1ヶ月で受験本番突入です。時間は、知らぬ間にどんどん過ぎて行きます。うまく時間を制御してもらいたいものです。 さて、先月は、いろいろな立派な方々が登場しましたが、今回は、ノーベル賞から思いついた、というよりは、以前から疑問に思っていたことについて書いてみたいと思います。

田中さん

日本で、二人もノーベル賞受賞者が出たことは、前回もお伝えしたように、とても素晴らしい事だと思います。特に化学賞を受賞した田中さん(ここでは、敢えて親近感を持って「田中さん」とお呼びする失礼をお許しください、田中さん)。報道を通して、受賞決定以降、田中さんの仕事に対する真摯な態度、朴訥さなどを感じ、他人事ながら、とてもうれしく思ってしまいました。本当にこのような人がノーベル賞を受賞してくれてとてもよかったと思います。

さて、ここで興味深い点は、田中さんは大学教授ではなく、一介のサラリーマンだということです。サラリーマンが受賞したのが悪いのではなく、なぜ、研究費までもらって、研究室まで与えられ、助手たちに囲まれて、いいように助手・学生を使いまくっている大学教授や助教授がノーベル賞を田中さんに奪われたんでしょうか。

日本にこんなに大学必要ですか?

学生からして、何しに大学行っているんでしょう。夜の六本木、歌舞伎町などの低俗な店で働く多くは大学生ですね。さらにもっと低俗なところは…もうやめたほうがよさそうですね。大学は、研究の場ではないのでしょうか。

アメリカの大学は、大学自体で大量の特許をもち、それだけでものすごい資産があるということです。勉強など、とんでもなく大変らしいです。日本の大学は、特許はいくつあるんでしょうか? 何でこんなに日本には大学がたくさんあるんですか?

ドイツの大学は、医学部を除いて授業料は無料です。したがってたくさんありません。こんなにたくさんの大学を抱えているにもかかわらず、研究成果は…。アホくさくなってきます。生活に命かけている企業戦士たちのほうが必死ですね。知的好奇心を満たすこともなく、かつ未来の人類のための研究もできず、こんな大学ならなくていいんじゃないでしょうか。

日本にこんなに大学必要ですか?

日本の各大学は、今回の田中さんの受賞に対して、なんらかの反省のメッセージを出すべきでしょう。自らの知的資産を作ることもできずに、国の補助金ジャンジャン使い、学生は遊ばせ放題。

ちなみに、国の補助金は税金ですよ。私たちが、朝から晩まで働いて作ったお金を絞って絞って取った税金ですよ。この大事なお金を、低俗な盛り場で遊んでいるアホ大学生のために使っているんですよ。

いまどき、大学を選ばないなら合格は楽勝です。勉強も適当にやり、遊んでばっかりいても合格する大学など山のようにあります。そもそもそんな大学は定員割れしてます。私は、こんな大学には生徒たちを行かせたくありません。皆さんはいかがですか。

大学改革案

大学についての改革案。いきなり出してみます。まず、大学の8割は廃校にし、残りの2割はすべて国立にして存続させます。17歳の冬に大学希望者のみ、5教科7科目の全国高3統一テストを行います。

合否は点数だけです。不合格の人は、大学行かんでいい。なぜなら、大学は学問をする場だからです。学力なければついていけません。合格者は、一番近所の大学で1年間勉強します。この1年は学費は一人300万円ぐらいにします。

そして、大学1年の冬、希望学部への入試を行います。倍率は5倍に設定します。合格者は学費無料で、その後の3年間研究します。不合格者は、勉強が体に合わないと判断され、社会に戻ります。

そして、4年の冬、学部統一卒業テストをする。このテストの合格者は、1年次に払った300万円が戻ってきます。しかし当然のごとく、不合格者はその300万円が戻ってこないばかりか200万円を今までの授業料として支払います。

アホ大学生追放計画

最後は、なにやら、つるかめ算のようになりましたが、いかがですか? 過激ですが、ここまですれば、アホ大学生は一掃できるでしょう。大学行かなくてもいいわけです。ほかの仕事やりなさい。

その結果、大学生のバイトはいなくなり、仕事をしたくなってきた主婦にパートの機会が増えます。どこに行っても、黄色い声を出し、遊ぶための資金作り目的のアホ大学生がいなくなります。これで、世の中も落ち着くでしょうし、教授連中もまともに研究に専念できるでしょう。めでたしめでたし。

今回は、学生が中心でしたが、次回も、大学について私の持っている疑問を皆さんにお伝えしたいと思います。御意見等ございましたら、どんどんお伝えください。お待ちしております。

さて、我がBRAIN の生徒諸君には、アホ大学生になるような人間は一人もおりませんから、親が学費を出して、子は遊ぶなどという現象とは無縁と思っています。学生たちみんなが我がBRAIN の生徒たちのような、まじめで、勤勉で、純真な人間だったらいいのになあと思う今日この頃です。

ということで、受験がんばってね。

BRAIN TRUST INFORMATION  No.51

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